ピル外来
ピルについて
①ピル費用
低用量ピル 3,080円~3,300円(税込)
(当院では中用量ピルでの避妊は扱っておりません。)
②ピルのメリット
- 確実な避妊
99.8%以上の避妊効果があります。
「女性が自分の意志で避妊ができる」ことが大切です。 - 月経の痛みが軽くなる
ピルを飲むことで月経痛も軽くなり、月経量も減り、過多月経による貧血の予防にもなります。 - 月経周期の安定
ピルで周期をつくることによって月経の周期が自分でも解り、予定がたてやすいです。 - 月経前の不調の改善
月経前のイライラや肌荒れが改善されます。 - 子宮内膜症の予防
- 子宮体がん・卵巣がん・大腸がんの予防
③ピルの副作用
持病もなく医師の指導のもとに処方適応基準を満たした方であればほとんど、副作用はありません。
マイナートラブルとしては、軽い吐き気、頭痛、不正出血などありますが、1~2か月の内服でほとんどの方はおさまります。
重大な副作用としては、「血栓症」があります。血栓症は妊娠中におこる確率よりはるかに低く、年間1万人に3~9人と言われています。
当院では血栓症がおこる前の症状を詳しく説明し、処方時にそのチェックをしいます。万が一、血栓症が疑われる場合は、「D-ダイマー」という検査を自院で測定し、すぐに結果をお伝えし、適切なアドバイスをしています。
*ピルを処方される方は、1年に1回婦人科検診をおすすめしています。
<血栓症について>
まれな頻度で起こる副作用として、血栓症があります。
報道等で御心配されている方もいらっしゃると思いますが、きちんと迅速な判断をすれば、決して死に至ることはありません。
当院では、その前駆症状(=それを疑う前ぶれの症状)の有無について厳重なチェックをしております。
■前駆症状
- 下肢の急激な疼痛・浮腫
- 突然の息切れ、胸痛
- 激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害
- 急性視力障害 等
即日、その結果が出るよう、D-ダイマートリアージテストメーターという測定器機で判定して、状況に応じたアドバイスもしておりますので、気軽にピルを服用されて下さい。
望まない妊娠を少しでも減らすよう、将来幸せなお産ができるよう、そして婦人科疾患の予防の意味でもOCは処方される薬です。
OCは、問診と血圧測定で処方できますので、お急ぎの方は右のOC問診票をダウンロードしてご記入の上、ご持参下さい。
緊急避妊ピル(EC)について
料金8,800円(税込)
*当院では、中用量ピルによるヤッぺ法は行っておりません。
当院では緊急避妊ピルは「ノルレボ」の後発品の「レボノルゲストレル」をご準備しております。性交後72時間以内に服用することで妊娠阻止率は85%となります。
どちらも100%ではないことをご理解の上、処方にいらしてください。
来院された際は、次回から毎日飲む避妊効果の高い低用量ピルの服用を開始することをお勧めしています。
低用量ピルでの妊娠率は0~0.3%です。
また経産婦さんにはリングの一種による子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ)もお勧めです。
■副作用
一時的に不正出血、頭痛、吐き気、倦怠感、眠くなるなどの症状がみられることがありますが、まったく起こらない場合もあります。
薬の成分は約1週間で大部分が体外に排出されます。将来、体に影響をおよぼすものではありません。
当院ではECから、継続的にOCへの処方を勧めています。
※予定生理日の調節について(早くするor遅くする)
- 通常よりOCを飲んでいらっしゃる方 ⇒お手持ちのOCで調節できます。スタッフまでご相談下さい。
- ご自身の月経サイクルで調節したい方
①予定より遅くしたい⇒月経開始予定日の3日前より、月経開始希望日前日まで中用量ピルを連日飲む。
②予定より早くしたい⇒月経開始の5日目から、5日間中用量ピルを飲む。
受験などで月経と重ならないよう、生理調整カレンダーも準備しています。 詳しくは当院までご相談下さい。